ラトックシステム REX-KEB01F レビュー ケーブル バランス接続 改造

以前から気になっていた、ラトックシステム バランス駆動ポタアン REX-KEB01Fをamazonで購入しましたので、レビューしたいと思います。

ラトックシステム REX-KEB01F
http://www.ratocaudiolab.com/product/ral_kit/rex_keb01/

箱を撮影。


続いて、箱の中身を1枚。


REX-KEB01Fの最大の特徴は、バランス駆動ポタアンでありながら、安いことでしょう。
通常、バランス駆動ポタアンは数万円するのが普通ですが、REX-KEB01Fならamazonで1万5千円位で購入できます。
また、肝心の音質ですが、バランス駆動の恩恵預かってか、とても1万5千円のポタアンの音とは思えない位、音質は良いです。
マイポータブル環境のDAPに、アイリバーのAK100を使っていますが、AK100は音質は良く解像度が高いのが特徴で、大変満足しているのですが、弱点であり、不満な点として繊細で低音が弱い、勢いが足りないことです。
(※人によっては十分かも知れません。あくまで私見です。)
AK100とREX-KEB01Fを接続すると、低音や勢いの足りなさが改善されました。解像度や音質の向上は元々、AK100が高い為かあまり向上したようには感じませんでしたが、かなり満足しています。


バランス駆動についての説明とREX-KEB01Fのプロのレビューはいつものように、philewebさんより。


■【第49回】“破格”のバランス駆動ポタアン、ラトック「REX-KEB01F」− ケーブル改造も実践!
http://www.phileweb.com/review/article/201306/07/827.html


なお、AK100とREX-KEB01Fとの接続には、ADLのiD-35Lを使用しています。


■ADL iD-35L
http://www.furutech.com/ja/2013/01/29/1277/
iD-35Lは、低価格の割りに(3,500〜4,000円位)音質が良いのが特徴です。500円程度の安いステレオミニケーブル等と比較すると明らかに音質が向上します。
音質の良さの裏づけは、VGP2012を受賞しているのが、よい証拠でしょう。
値段と音質のコスパはかなり高いと思います。
iD-35Lは、プラグがL型となっていますが、ストレートタイプのiD-35SPもあります。
どちらが良いかはお好みで。


話をREX-KEB01Fへ戻しますと、REX-KEB01Fの良いところばかり書きましたが、悪いところも実はけっこうあります(笑)
まず、デザインがダサいです(苦笑)。後は大きいのと厚みがかなりあるので、かさばる点ですね。
重さは、大きさの割りに軽いのでこの点は評価できます。
細かい点としては、単四3本と中途半端な数が必要なのもマイナスかと。
しかし電池のもちはよく、公称値では連続50時間稼動するとのことで、実際、通勤の往復に3時間弱を1週間充電しないで使い続けましたが、電池が切れることはありませんでした。
あとはLEDの類が一切ありませんので、電源が入っているのかが一目ではわからないのと、電池残量もわかりません。
いくら安いからとはいえ、これは省かないで欲しかったところです。


機能もシンプルで、電源ボタン以外にボタンは無く、入力に3.5Φステレオミニジャック、出力に2.5Φマイクロモノラルジャックがあるだけです。
ボリュームボタンすらありません。ボリュームはDAPで調整します。


ここまでは、まだ序の口で、最大のマイナス点は、REX-KEB01Fで音楽を聞くには、必ずヘッドホン・イヤホンのケーブル改造が必要な点です。
また、どんなヘッドホン・イヤホンでもよい訳ではなく、プラグの手前までケーブルが分割されているものでないとダメです。
2.5Φマイクロモノラルプラグが2個付属しているので、プラグをニッパ等で切り離し、付属のプラグとケーブルを半田づけして改造することになります。
ケーブル改造手順書は付いているので、やり方に困ることはないと思いますが、面倒なのと敷居が高めなのは事実です。


上記の内容を知って、最初REX-KEB01Fを買うのはやめようと思いましたが、一度バランス駆動ポタアンで音楽を聞いてみたい衝動の気持ちが大きく、今回思い切ってREX-KEB01Fを購入した訳です。
結果として、正解でしたが、はっきり言ってやっぱり面倒でした(苦笑)


本日は、REX-KEB01Fの紹介だけで、改造記事は明日続きを書きたいと思います。


本日紹介した、REX-KEB01FとiD-35Lはamazonで購入できます。宜しければぜひ。