須山補聴器 FitEar MH334 Custom Ear Monitors 購入レビュー 【2】受取り・開封・試聴編

いつも当ブログを見てくださる皆様、ありがとうございます。
また、更新が遅くなってしまい、申し訳ないです。仕事が忙しく更新が出来ませんでした・・・。


さて、久しぶりの更新はMH334の受取りと試聴した感想について、ご紹介をしたいと思います。


先日、須山補聴器さんから、「MH334が完成したので、いつ受け取りに来ますか?」と連絡が来たので、期待を胸に膨らませながら、早速受取りに行ってきました。


須山補聴器銀座店に到着して、受取りに来た旨を伝えたところ、私のMH334が出てきました!PELICAN製ハードケースから、取り出すと、カスタムIEMの装着方法の説明を受け、説明が終わると、「装着してフィット具合を確認してください」とMH334を渡されました。


一度、試してみたものの、上手く装着できていなかったようで、コツを教えて頂き、再チャレンジしたところ、
今度は装着できました。装着した後のフィット感というと、、、ピッタリです・・・。すごい!
フィット感でまず感動しましたが、次に感動したのは、インプレッションを採取した時と同じで、外部の音がほぼ聞こえなくなりました。
抜群のフィット感と遮音性の良さは、シェルの完成度の高さの証明でしょう。噂に違わない品質です。さすがFitEar。


装着具合を確認した後は、音出しして確認をしましたが、目の前で待って頂いている中、じっくり音楽を聴いて確認する訳にもいかないので試聴はすぐに切り上げ、後は自宅でゆっくりと確認することに。


帰宅後、早速恒例の開封の義を行います。まずはPELICAN製ハードケースを1枚。

いかにも衝撃に強そうなケースです。ちなみに車が乗っても壊れない程の堅牢さだそうです(わぉ)
丈夫なのは有難いですが、普段使いとして鞄に入れて使うには厚さがかなりあり、かさばりそうです・・・。


自動気圧調整バルブを1枚。

これのおかげで、気圧変化がある航空機内でもケースの開閉は支障なく行え、空気を通す水の進入を防ぐとのこと。
要するに防水・堅牢性抜群な凄いケースに入っているってことですね。MH334は15万円近くするものですから、これ位万全でも良いかもしれません。


ケースを開けたところを1枚。

ケースを開けると、ケース内はウレタン素材で覆われていました。中に入っていたのは説明書とソフトケース、クリーニングブラシが入っていました。


PELICAN製ハードケースからMH334を取り出して、改めて確認すると、綺麗でよく見ると中(抵抗やドライバ)がちゃんと確認できます。
ここでも感動し、シェルの完成度の高さを再確認しました。まさに職人技ですね。


他にもシェルの写真をいくつか撮りました。

ドライバの型番が確認できます。よく見るとFITEAR 1238とあります。FitEar専用になるのでしょうか。


ポートを撮影してみました。

ちょっと写真からでは分かりにくいかもしれませんが、ポートが3つあり、ドライバから直接ポートを通して、音が出る設計のようです。


各ドライバ等を接続する箇所でしょうか。シェルが透明で綺麗な為、ここまで詳細に中身がみえます。


フェイスプレートを1枚。


最後にケーブルを1枚


眺めているのも良いですが、肝心の音はどうか、ということで試聴してみました。
試聴は国内国外のロック、R&B、クラシック、テクノ、エレクトロを一通り聴きましたが、どんな曲でも、原曲に忠実でありながら、高解像度で、音楽を楽しく聴かせてくれます。
完全に耳にフィットしているせいか、今まで聞こえていなかった音も聞こえ、新しい発見があった曲もありました。
その一方で、試聴環境によっては、曲を再生していない時にサーっというホワイトノイズがはっきりと聞こえるようになってしまうという弱点もありました。
なお、HM-901とAK100 + SounDroid Typhoonの環境では、ホワイトノイズを感じなかったことを付け足しておきます。
ホワイトノイズを感じたのは、ノートPCにDigiFi No.10の付録USB DAC(Olasonic製)と同じく、DigiFiの高音質USBケーブル×4 SPECIAL 特別付録のSUPRA USBケーブルで試聴した環境です。元々ホワイトノイズがあるDACで、それが残念ではあるのですが、気軽に聞けて、結構音が良いんですよ。MH334で聴くとホワイトノイズが以前より強く感じるようになった、ということです。


試聴した中で、好印象だったのは、エレクトロやテクノ系で、特にPerfumeをMH334で聴くと・・・、とても良いです!何というか、相性が抜群で音楽を楽しく聴かせてくれます。
引き締まったキレの良い低音で押し出し・量感共に申し分なく、ボーカルも埋もれず伸びやかで、高域なキラキラした電子楽器の音も刺さらず、際立っており、低域・中域・高域のバランスが絶妙ですね。
須山補聴器銀座店でのMH334の試聴機では、万人向け用として、試聴機にイヤーピースを使っての試聴でしたが、完成品ではピッタリフィットした状態での試聴の為、各帯域がしっかりと聞こえますし、試聴機より良い印象です。


話が少し変わりますが、Perfumeのアルバム、JPNをMH334で聴いていたところ、上記の通りかなり良かったのと、新作アルバム、LEVEL3が最近発売され、評判がとても良かったので、買ってしまいました。
アルバム自体も良かったですが、私的には初回限定盤の付属してくる、DVDに収録されている、「ずっと好きだったんじゃけぇ〜 さすらいの麺カタPerfume FES!!」が良かった!「Magic of Love」、「Spending all my time」をみて、衝撃を受けました。
今まで曲しか聴いたことがありませんでしたが、映像内の彼女達のダンスの一体感とキレの凄さと曲に目と耳を奪われました。
女性グループのライブDVDで衝撃を受けたのは初めてで、素晴らしくて何度も見直してしまいました。


Perfumeなんて、、、と偏見を持たずに、一度見て頂きたいです。特にテクノやエレクトロが好きな方はお薦めです。
これは、DVDじゃなくてライブで見たいなぁと思ったら、12月にライブがあるではありませんか!チケットが取れればですが、これは行きたい!
あれ、何のレビューだったかな?(^^;)とにかく、Perfume LEVEL3オススメです。


Perfume LEVEL3 をCDで購入するならば、Amazonをオススメします。お急ぎ便ならば、即日配達も可能ですよ。


Perfume LEVEL3 iTunesでも配信されています。CDより安いのと購入後即時に聴けるのが魅力です。
 下記から試聴出来ますので、気に入って頂けたら、よろしくお願いします。


しかし、MH334でPerfumeを聴くと本当に良いなぁ〜と思いながら、しばらくDVD内の映像を見ていると、彼女達がつけているイヤホンがどうも、カスタムIEMのように見えます、、、。
しかもシェル内の片側が青、もう一方が赤で、どこかで見た様な・・・と思い調べてみたら、PerfumeはやはりカスタムIEMを使っており、しかもFitEarのようです!どうりで見たことがあるような気がした訳ですね(^^;)
※また、FitEarのHP内にある、クライアントリストをみるとPerfumeの3人の名前がありましたし、FitEarの公式HPではなく別のサイトで、FitEar Private 333は、Perfumeをリファレンスにしているとの情報も見て、相性が良い理由とMH334の良さを再確認しました。


話が脱線してしまいましたので、話を戻しますと、MH334の試聴した感想は、今回初のカスタムIEMであり、他のカスタムと比べられていないので、偏った内容になってしまいましたが、大変満足しています。高かったけど買って本当に良かった!!
価格が高いのとインプレッション(耳型)を採取しなければいけない、という敷居の高さはあり、万人にお薦めできるものではありませんが、世界で1個の自分のイヤホンであり、所持した時の満足感、遮音性の高さ、音の良さを是非みなさんにも体験してもらいたいなぁと思いました。


MH334でイヤホンスパイラルの終わりに辿り着けるかと思いましたが、別のカスタムIEMが欲しくなってしまいました(^^;)
次は、解像度が高いと噂のFitEarのPrivate 333か、FitEarと同じように国内メーカーのカナルワークスのCW-L51aが欲しいです。


しかし、音楽っていいですね〜!MH334で改めて音楽の素晴らしさを再実感させられました。