venturecraft(ベンチャークラフト) SounDroid Typhoon レビュー 【2】オペアンプMUSES02へ交換

本日は、SounDroid Typhoonのオペアンプ交換についてです。


Typhoonに標準搭載されているオペアンプは、テキサス・インスツルメンツ(TI)製 LME49860になります。
標準でも音質は良いですが、更なる音質向上を目指そうというものです。


交換するオペアンプは、venturecraft(ベンチャークラフト) SounDroid Typhoon レビュー 【1】の最後でお伝えしていた通り、新日本無線(JRC)のMUSES02です。


MUSESシリーズは、コストや生産性よりも音質を追求したオペアンプで、評判も高い為、期待大です。
これだけ聞くと、良い事づくめのようですが、マイナス点としては価格です。他のオペアンプが数百円で買えるものが、MUSES02は、約3,500円と高い!コストや生産性よりも音質の拘った結果価格も高くなってしまったのでしょう。


気になる方は、下記リンクをどうぞ。
http://semicon.njr.co.jp/jpn/MUSES/MUSES02.html


さぁ、恒例の開封の儀の前にまず一枚。下の写真はMUSES01とMUSES02になります。


オペアンプ交換に必要な工具である、IC・オペアンプ用引き抜き工具「SY-303」を購入。


続いて、ICを傷つけずに足を揃えてソケットに挿入しやすくする専用工具「ICS-01」も購入。
これらは、全て共立エレショップ(http://eleshop.jp/shop/default.aspx)で購入しました。


さて、梱包されている、MUSES02を取り出します。


取り出した後は、MUSES02の足をICS-01をにぎにぎして、形を整えます。


形を整えた後は、Typhoonさんを開腹します。開腹するにはトルクスドライバーが必要です。
サイズは、T6で外す事が可能でした。


T6を装着したところ。


ねじは4つあるので、トルクスドライバーで外すと、右側にLME49860が確認できます。


オペアンプをLME49860から、MUSES02へ交換した後の写真はこちら。


MUSES02を近くで撮影。オペアンプは方向があり、間違えると破損してしますので、ご注意を。
Typhoonの場合はオペアンプの丸いくぼみが下向きが正しい方向です。


音質ですが、LME49860と比べると、MUSES02は低音に厚みと勢いが増し、その代わり、高音・解像度が少し落ちる印象です。
これだけ聞くと音質の変化が微妙なのでは?と思われてしまいますが、そんなことはありません。
ShureのSRH1840で音楽を聞くと、深く沈む低音がさらに強まったが、モニターライクの音が、音楽を楽しく聞かせてくれるように変化しました。
IE800でも、SRH1840と同じように低音と勢いが増し、臨場感が高まるが、少し高音と解像度が下がる感じですが、聞き比べてわかる程度の下がり具合で、元々解像度が両方とも高い為、気になりません。
総評としては、MUSES02に交換して良かったというのが感想です。まだ音だししてから、少しの為、もっと時間が経てばまた変わるのではないかと思っています。

後日、一緒に買ったMUSES01とOPA2211AIDDAを試してみようっと。